完全二択のパターン
時として実力ではどうしようもなく運任せで2つ並んだマスの内爆弾のない方を開ける必要がある時がある。特に周囲をどれだけ展開しても絶対に手掛かりが得られない二択のことを「完全二択」と呼ぶことにする。
例えば、次のような爆弾の配置になっていたら、その箇所は完全二択になってしまう。「あ…」と思った人もいるのではないだろうか。ここで?のマスは任意とする。
↑最もよくあるパターン。以後これを「1個型完全二択」と呼ぶことにする。特に隅は爆弾3個、端は爆弾4個で完全二択配置が出来上がるため、盤面が広いと大抵どこかで出来るのが厄介。
↑こちらもよくあるパターン。以後これを「2個型完全二択」と呼ぶことにする。隅の場合は最後まで解いてみないと完全二択かどうか分からない。
↑「1個型」の発展形。最初の2つほどでないが、割と見かける方。
ご覧のように、特に隅では完全二択になり易い。最初に四隅を展開しておけば、少しは二択に遭遇する確率が減らせるかもしれない。
また、完全二択と判明しなくともこれらに近い形は悪い形であり、手詰まりの原因になり易い。
↑これも「1個型」の発展形で、1個分かれば3個全て分かる珍パターン。運悪く外してしまったのが悔しい。
↑こちらは「2個型」の発展形。珍しい形でも、こんなものは見ても嬉しくない(当てたけど…)。
↑縦と横で繋がった形。黄色で囲ったマスのどちらかに爆弾がなければ、解けていたのに…
↑少なくとも1回は完全二択に賭ける必要がある。こういう時は完全二択2連発にならないのを願って、黄色のマスのどちらかを開けたくなる。
↑この時は何を思ったのか、黄色のマスに爆弾がある方に賭けて、完全二択を2連発で当ててしまったのである。
↑再び折れ曲がりでの完全二択。黄色のマスに爆弾があると思いたくない。
↑またまた「2個型」の発展形。黄色枠のいずれかに爆弾がなければ解けていた。逆に赤枠の両方に爆弾があると完全二択2連発になる。
他にも複合型が幾つかあるが、これは複雑な詰みパターンで紹介する。
完全二択に遭遇する確率について、最初に四隅の3×3を展開した場合に、3パターンについて期待値を求めてみた所(計算式は省略する)、大体4個になった。4回全て当てる成功率は約6%しかないことになる。
実際は完全二択以外にも手詰まりがあるので、クリア率はもっと低くなるだろう。